トルコ郵便事情と嬉しいミラクル・・・




ある日の午後、郵便局(PTT)へ行くと長蛇の列。



ご注文いただいたペシテマルの発送のために必要なことを地元のPTTへ聞きに行ったのだけれど、らちが明かず、バスステーションにあるメインのPTTへミニバスに乗って来たのでした。


並び始めてから窓口にたどり着くまでに30分以上かかったと思う・・・。


幸いそこのお姉さんがとても機転の効く人で(トルコにしては珍しく)、発送に必要な袋と宛先シール、複写式になってる書類、税関用の書き込みシール等の一式をくれた。


これをこうやって用意して、そしたら地元のPTTからでも送れるから・・・と。



海外に送るには、この袋を裏返して、黒い方を外にして宛先シールを貼って出す。


トルコにしてはしっかりした袋。




確実にお手元に届くように、追跡番号付郵便で送るのだけれど、それでもやはりここはトルコ、何があるかわからない・・・と念には念を入れ、一度袋に包んでからPTTの袋に入れる。

(その中に入れる袋ですら探すのに苦労する・・・ここはトルコの田舎の町)



買ってくださった方々へ感謝の気持ちを込めてポストカードを書き、一つ一つ入れて、宛名を書いて行く。


宛名もシールと書類と2つ書かないといけない。


間違っては大変と、英語と日本語で・・・

書いた後も何度も何度もチェック。




そうやってようやく準備したものを持って、中央のPTTへ行くと、バスステーションのPTTの列どころの騒ぎではなかった・・・。






いくら待てども、列が短くなることはなく、近くにいたおじさんが



「お前たち、ちゃんと仕事しろよ。このまま窓口が閉まる5時までずっと俺たちを待たせるつもりか・・・!この前もきたけど、送れなかったんだぞ・・・!」


・・・と言い始めたのを見て、観念して、PTTを離れる。



時刻は16:00。この時間からバスステーションのPTTに行っても間に合わない。

地元のPTTへと自転車を走らせる。



待っていてくださる方に早くお手元に届けたい・・・

どうにか今日中に発送させてください・・・神様・・・!



祈りながら、必死で友人から借りてる自転車のペダルを漕ぐ。

(ちなみに私は学生時代は自転車で旅をしていたので、自転車は私の分身のようなもの)



・・・が、事もあろうにその地元のPTTにも列が・・・!!


しかも窓口のおじさんときたら、ここからは送れないからバスステーションのPTTに行け、とのたまうではないか・・・!





ああ〜、祈りながら自転車で走った14km・・・。

祈りは通じなかったのか・・・。


そういえば、今日は金曜日。しかも月末・・・であった。

それで混んでいたのか・・・?!


週末を挟んでしまい、さらに発送が遅れるのが辛いけれど・・・月曜の朝一番で行くしかない・・・!!




気を取り直して、頑張った自分をねぎらうべく、スーパーへ向かい、ワインを一本購入。

肉屋でハンバーグを買って帰ろうと思っていると、日本の友人からLINE。


トルコで地震があったみたいだけど、無事???


・・・。



わたしゃ自転車飛ばしてて、全く気づきませんでしたよ・・・苦笑

(ありがたいことです。そしてたくさんの方たちから心配のメッセージをいただきました。本当にありがとうございます!)



肉屋へ行くと、壁掛けテレビのニュースに皆見入っていた。

聞けば、この辺も数秒揺れたんだという。




そんな週末を過ごし、月曜日。

PTTの窓口が開く30分前から扉の外で待つ・・・。

まだ誰も並んでいない・・・。


もう少しで開くという時に、おばちゃんが、私が先に並んでたのよ!・・・と何処からともなく現れて、イチャモンつけてくる。

いや、それはないでしょう・・・私トイレも我慢して、30分ここでじ〜っと待ってたのを、隣の食堂のおっちゃん達だって知ってるよ・・・苦笑


後ろで並んでいた人たちが、

「OK、OK・・・なら、あんたがこの姉ちゃん(私)の次に入ったらいいよ・・・」と、このおばちゃんに順番を譲る。これが男性だったら喧嘩になるかもしれない・・・笑



かくして扉が開き、窓口へ行くと、前回と同じスカーフをかぶったお姉さんが担当で、テキパキと指示してくれる。


ちょっとやることあるから、その間に、これをこうやって貼っといて・・・と追跡番号バーコードシールを渡され、宛名、書類、バーコード・・・・

と丁寧に作業を進めて行く。とてもきっちりしたお仕事。


PTTを出て時間を見ると、なんと6つの小型包装物を送るのに、30分もかかっていた!

何はともあれ、送り出すことが出来たことに安堵。

あとは無事に日本へと届くことを祈るのみ・・・。

通常10日で届くけれど、コロナだからもっとかかるかも・・・とのこと。




果たして送付翌週の火曜日・・・


なんと、一番最初に注文くださった東京の方から、届きましたよ〜の第一報メッセージをいただく!






その時の嬉しさといったら・・・




注文はお受けしてお手元に届いて完結する。


この郵便事情の悪いトルコからまさかこんなに早く、届くなんて、正にミラクル・・・




そして、皆さんFBに投稿してご報告くださったり・・・。




北海道の方にも東京より1日遅れで無事到着!









もう、嬉しさがこみ上げてくる・・・。



縁あって お買い上げくださった方々のお手元に届いた・・・(安堵・・・)


そして皆さんとても気に入って使い始めてくださっている・・・




日本では当たり前のことが、当たり前ではない世界がある。

そんな中でもこうやって素晴らしい方と商品を通じて繋がり、

そして感動、ミラクルを体験させていただけてる・・・



感謝の思いでいっぱいです・・・。








そんな私がトルコからやっているお店はこちら・・・




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Life is a Journey  人生は旅

17年のブランクを経て 再度トルコに住み始めた私の徒然・・・

SHOKO

学生時代に自転車で日本各地を旅し、世界一周バックパッカー旅。

その経験から、卒業後はNGOに勤務していました。その時のキリム(トルコやその周辺諸国で織られている平織の織物)との出逢い
により、仕事を辞めイスタンブールに住むことに。

アンティークキリム、絨毯の最先端を行く、当時のイスタンブールを拠点に、ヨーロッパやアメリカで行われていたアンティークテキスタイルのコンフェレンス等にも行ったりしていました。

そして、隣国アルメニアへ行く途中通りがかったグルジアに住むことに。

当時のグルジアに住んでいた日

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