Yuksel Teize (ユクセルおばあちゃん)の庭




先日のイスタンブール行きで購入した車にふと目をやると、鳥のフン?!らしきものが落ちている。


あ〜、もう早速やられたかあ〜


と思って見たら、桑の実だった。




ああ、そうか。ここにあるんだよね。桑の木。この前Yukselおばあちゃんが持って来てくれた・・・。先日散歩の帰りに近所の子どもたちが屋根に上って採ってくれたけど、ちゃんとここにも生えてるんだった。



田舎の近所づきあいよろしく、Yukusel おばあちゃんとは、おかずや果物が行き来する。


今のシーズンは果物だとびわや桑の実。


おばあちゃんが持って来てくれたのが、たくさんあったので、どうしたのかと思ったら、木の下に布を広げて、木を揺すって実を落としたんだそうで・・・。


適当な布もないし(使ったら、桑の実の汁で黒く染まってしまう)、庭にある椅子に登って採ることに。


桑の木は、とても大きくなるみたいで、椅子や梯子を使わないと、手が届かない。


椅子に上ると、目の前に現れる桑の実に圧倒される。採っても、採ってもキリがない。





最初は小さな皿いっぱい採り、大きなボウルにはびわを入れようと思ってたのに、桑の実だけで、両方いっぱいになってしまった。梯子を使えばもっと取れるのだけれど、今日はこのくらいにしておこう・・・。







トルコは、どこに行っても庭先に葡萄棚や垣根に葡萄を這わせていたりするのだけれど、ここFethiyeは地中海沿いの温暖な地域なので、レモンもオレンジもほとんどの家の庭先に植えられている。レモンとオレンジは流石に季節が終わってしまい、今は桑とびわというわけ。



オリーブやオレンジ、レモン、びわ、桑の木などが生い繁り、カモミールやばら、アマリリス、ゼラニウムが咲き乱れ、鶏の声や、鳥のさえずりが聞こえるYukselおばあちゃんの庭。


とても身体に良いとされる桑の実は、バザールでも売られているけれど、お金を出して買わなくても、庭から調達できてしまう。手は真っ黒に染まっちゃうのはご愛嬌。



何はなくとも、なんと豊かな生活なんだろうか・・・と桑の実を採りながら考える。



そういえば小学生の時、家の横に桑畑があったけれど、実なんて採って食べた覚えはないなあ・・・。今は高級品となってしまってるびわは、あの頃は近所で採るものだった。




トルコに再度暮らし始めて2ヶ月。


日本からトランク2つの荷物で引っ越してきて、1(L?)DKの小さなアパートで暮らしているのだけれど、Yukselおばあちゃんの庭からたくさんの幸せをもらっている。











Life is a Journey  人生は旅

17年のブランクを経て 再度トルコに住み始めた私の徒然・・・

SHOKO

学生時代に自転車で日本各地を旅し、世界一周バックパッカー旅。

その経験から、卒業後はNGOに勤務していました。その時のキリム(トルコやその周辺諸国で織られている平織の織物)との出逢い
により、仕事を辞めイスタンブールに住むことに。

アンティークキリム、絨毯の最先端を行く、当時のイスタンブールを拠点に、ヨーロッパやアメリカで行われていたアンティークテキスタイルのコンフェレンス等にも行ったりしていました。

そして、隣国アルメニアへ行く途中通りがかったグルジアに住むことに。

当時のグルジアに住んでいた日

1コメント

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  • 長谷川淳也

    2019.06.05 13:37

    インスタでご連絡を 取っていただいていた 長谷川と申します。 インスタのアカウントが 起動されて内容でしたので こちらでご連絡致しました。 6月7日の昼12時ごろに フェティエに着くように チケットを手配しました。 もしこのメッセージを ご覧になられたら ご連絡頂けませんでしょうか。 gokayajin@yahoo.co.jp よろしくお願いします。