運転免許を再発行する・・・の巻 Vol.3




電話を切った彼が、


「15分以内に送ってくれるってさ」


という。


・・・なんと!


実は彼は、イスタンブール時代、その地域で一番大きな建物の外壁に大きなレリーフを作ったことがあり、結構有名だったらしい。


で、なんと彼を知っている女性が電話に出て、すぐにメールを確認し、対処してくれることになったのだった。


急いで役所の中へ戻り、10番デスクへ。


メールが来たら呼ぶからと言われ、待合室で待つ。


諦めず、もう一度電話してみて良かったね・・・。


電話の通話記録を見ながら話す。


中に入って聞いてみようか・・・


元々の予約時間の17時まで待ってみよう


でももう、来てるかもしれないし・・・。



中に入って聞いてみると、

メールチェックしてるから、来たらすぐに呼びますよ

・・・と言われる。


役所は何時までやってるのかな・・・。


その辺にいた人に聞くと、17:30までだという。


かくして・・・17時になるかならないか・・・つまり、もともとの予約時間になって名前を呼ばれ、10番デスクへ。すぐに係の男性が対処してくれる。


いつ無くしたんですか・・・え・・・?! ・・・5年前!そんな長いこと何もしなかったんですか?


いや、再発行しようとしたけど、今回みたいに色々あって、できなくてそのままだったんですよ


やり取りを見ている私を見ながら


「いや〜、彼女は日本人なんで、ここのシステムにびっくりしてるんだよ。でも、あなたもできる限りのことをやってくれてるって話したんだ」


と彼がいう。


「日本なら手を尽くしてなんとかしようとしてくれるけど・・・」


と私がいうと、


「ここではできることが限られてるんだよ。僕だってできることはしてあげたいけれどね」


と係の男性が言う。


トルコ人て怠けてるだけなのかと思ったけど (・・・失礼)、この国で何かと物事がスムーズに行かないのはこの国の政治システムに問題があるんだわ・・・。だから人も諦めモードに入ってる・・・よく言えばこだわらずに流すっていうことにも繋がっている・・・。



さて・・・、免許証そのものは、アンカラで発行され、後日郵送されてくるらしい。


郵便システムにも不安があるので(笑)、勤務先に送ってもらうのが一番いいですよと言われ、係の先生の名前を聞かれるも、名字が思い出せない・・・(笑)


電話で彼の名前と身分証番号(個人番号)を聞き、全ての入力が終わる。


写真を提出し、サインをし、左右の人差し指の指紋を取られる。


本免許が届くまでの間の仮免許証になる紙(普通のペラペラのA4用紙に印刷されたもの)を渡される。



どうもありがとう。


係の男性と「iyi gunler イイギュンレル!( Good day!)」


と握手をして役所を出た・・・。


色々あったけど、なんとか1日(というか午後いっぱい)で一つ大仕事(笑)が終わった。


役所の向かいのドネル屋さんで、一息つきながらこの半日を振り返る。


この国で半日でこれが終わるってことは、

かなり幸運なことでもある・・・。




時刻を見ると17:17

今日は金曜のバザールへ行って買い出しする予定だったのになあ・・・。





まだバザール空いてる?


というと、


空いてるよ。この時間なら安く買えるかも・・・


そか・・・。


通りを行き交う人たちを眺めながらチャイを飲む。

向かいの役所から、仕事が終わった人達が出てくるのが見える。


じゃ、バザールに行こうか?


かくして、ドネル屋を後にし、バザールへと向かったのだった。



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Life is a Journey  人生は旅

17年のブランクを経て 再度トルコに住み始めた私の徒然・・・

SHOKO

学生時代に自転車で日本各地を旅し、世界一周バックパッカー旅。

その経験から、卒業後はNGOに勤務していました。その時のキリム(トルコやその周辺諸国で織られている平織の織物)との出逢い
により、仕事を辞めイスタンブールに住むことに。

アンティークキリム、絨毯の最先端を行く、当時のイスタンブールを拠点に、ヨーロッパやアメリカで行われていたアンティークテキスタイルのコンフェレンス等にも行ったりしていました。

そして、隣国アルメニアへ行く途中通りがかったグルジアに住むことに。

当時のグルジアに住んでいた日

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