野草を食べる 春の市場 Vol.2
トルコの春、自分たちで野草を食べ始めたら、旅行先のシリンジェ村も野草料理が有名で、フェスティバルまで開かれたらしい。
当然、夕食は野草料理のオンパレードだった。
その様子はこちらから
さて、旅行から帰って翌週の金曜日、夕方の市場へ寄ることができた。(免許証再発行しに行った日のことである)
時間もないし、そもそも彼は買い物が嫌いなので、足早にざざっと見て回る。
最近野菜がやたらと高いので、トマト、万願寺とうがらし・・・等を買って、さっと帰るはずだったのだけれど・・・。
まずは私がコレに目をつけた。
Semiz otu (セミズ・オトゥ)
日本語は多分スベリヒユ。
こちらは多分、野生のものではなく、栽培種。
冬来た時に、メイハネ(居酒屋)で食べてとっても感動した草。ニンニク入りのヨーグルトであえると絶品なのだ。
真ん中がそのsemiz otuを使ったヨーグルトサラダ(メゼと呼ばれる前菜の一種:酒のツマミのようなものですね)
そしてそのちょっと先で、彼の目に留まったのは、コレだった。
Çiriş otu (チリシュ・オトゥ)
これは多分、日本でいうカンゾウで、日本でも山菜として食べられているよう。
上がメンドーサ山、下がアクダチで採れたもので、どちらも1kg10TL。
トマトが1kg5−6TL、なすが1kg1〜4TL、なので、かなり高い。
それでも彼は躊躇せずに両方をミックスしてもらって、1kg購入。
こんなに買って食べきれるのかしら・・・?semiz otuも買ったのに・・・とおもったけど、今を逃したら食べられないから・・という。
先週まですごく高かったナスが、今日は1kg1.5TLで売っているのを見つけて大喜びで1kg購入したら、1TLで売っているところもありビックリ。農家も大変だと思う。
ちなみに万願寺とうがらしは今とても高くて、赤いのは13TLもする。
タルハナチョルバス*1(タルハナスープ)を売っていたおばちゃんが、自分用に買っていたトマトを安価(5TL)で譲ってくれる。コレはピンクっぽいトマトで、改良種じゃないとのこと。
おばちゃんはかなり商売熱心な人で、トマトの他におばちゃんお手製のタルハナスープの素と、ビーツを2つ、卵を10個買った。
出回り始めたばかりのアーティチョークも並んでいる。3つで10TLとか4つで10TLとお高い。食べるところはほんのちょこっとなのに・・・。
でもコレも、中身だけではなく、葉っぱの部分を煮出して飲むと健康にいいとのことで、2つお試しに購入。
いや〜、結構なお買い物しちゃったなあ・・・というところで、本日のメインと遭遇したのだった・・・。
Vol.3に続く
*1タルハナスープ:ヨーグルトに玉ねぎや小麦粉、パプリカなどを混ぜて発酵させたものを乾燥させ、保存食として作っており、それを使ってスープを作る。とても栄養価が高いスープ。
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